PUBGやFPS、MMORPGなどの最新PCゲームをプレイしたいけど、「どんなゲーミングPCを買えばいいの?」「快適にゲームをするためにはどれくらいのスペックが必要?」と初めての方はゲーミングPCの選び方が分からない人は多いと思います。
OSやCPU、グラフィックボードなど重要なパーツがありますが、メモリの容量もゲーミングPCを買うにあたり非常に重要です。
メモリ容量を間違えると、動きがカクカクになったり起動が遅くなるので、特に対戦型格闘ゲームをする場合は致命的になります。
そこで本記事では、ゲーミングPCのメモリは何GB必要なのか、メモリについて紹介していきます! ゲーミングPCに必要なメモリの容量をチェックしていきましょう。
ゲーミングPCのメモリって何?
ゲーミングPCに必須のメモリは、一言で言うとデータを記録する記録装置のことです。CPUが直接データを読み書きでき、実行中のプログラムやデータを一時的に保管できる場所になります。
そのため、メモリ容量が大きければ大きいほど、置けるデータ量が増えるので、同時に多くの作業ができるようになり作業効率や作業スピードが上がります。
パソコン用語や専門知識に詳しくない方のために分かりやすく説明すると、メモリの役割は「作業スペース」と言うことができます。
例えば、お弁当を10個買ってきて机の上に並べるとしましょう。すべて並べたいのに、机が小さいとお弁当を置くスペースが狭くて乗りきらないかもしれません。一方で、机が十分大きいとお弁当を10個置くことができます。
つまり、メモリ=机の広さ(作業スペースの広さ)ということです。
例からも分かるようにメモリは、ゲーミングPCおいてスムーズな動作で快適にプレイするために重要なパーツなのです。
ゲーミングPCのメモリって何GB必要なの?
ゲーミングPCのメモリは、最低限8GBを確保しないといけません。裏を返すと安いゲーミングPCでも最低ラインが8GBだったりします。自宅でネットサーフィンだけをするような方は4GBでも問題ないですが、現実的にゲーミングPCだったら8GBは最低限欲しいところです。
なお、PCゲームのタイトルによっては推奨メモリ数が16GBというケースもあります。そのため、事前にプレイしたいPCゲームを動かすのに必要なメモリ数を確認しましょう。
筆者は大きければ大きいほど良いという考えの持ち主なので、メモリ16GB以上が搭載されているゲーミングPCをおすすめします!
ゲーミングPCのパソコン通販で組み上げられたBTOデスクトップを買うなら気にしなくても良いですが、もし自作PCを作るなら8GBのメモリを1枚搭載するよりも4GBのメモリを2枚搭載した論理値的に約2倍速くなります。
メモリ容量の選び方
自分に合ったメモリ容量を選ぶときのポイントを3つ紹介します。
ゲームの推奨スペックを見る
自分がプレイしたいPCゲームの推奨スペックを確認しましょう!ゲームによってメーカーによって推奨されているメモリの容量が異なり、一般的に数年前に発売された古いゲームは容量が小さく、最新のゲームは容量が大きくなっています。
例えば、2年前に発売された「オーバーウォッチ(Overwatch)」の推奨スペックは6GBですが、最新作ゲームの「バトルフィールドV(BFV)」の推奨スペックは12GBと2倍も違います。
この2ゲームで言うと、オーバーウォッチなら8GB、バトルフィールドVなら16GB以上のメモリが必要になります。
また、どのゲームでもヌルヌル動く快適な環境でプレイしたいなら32GBが必要と言えます。
これからプレイしたいPCゲームの推奨スペックを必ずチェックして、それ以上のスペックをもったゲーミングPCを購入するようにしましょう!
予算に合った容量を選ぶ
予算に合ったメモリ容量を選ぶようにするのも大切です。
当然のことですが、容量が大きくなればなるほど価格が高くなるので、トータルのゲーミングPC価格が上がります。
例えばドスパラで人気の「ガリレア XV」のメモリ容量を増やすと以下のように金額がアップします。
(※ガリレアXVの基本スペックはメモリ8GBです。)
- 8GB → 0円
- 16GB → +12,700円
- 32GB → +34,000円
- 64GB → +78,000円
このようにメモリ容量が大きいに越したことはないので金額を気にしない方は32GBや64GBを選んでもいいと思いますが、予算がある方は財布と相談して選ぶようにしましょう!
使う用途によって多めの容量を選ぶ
ゲーム以外に動画編集や音楽制作、ゲーム実況などもゲーミングPCでやりたい場合は、ゲームの推奨スペックよりも多めの容量を選ぶようにしましょう。
例えば、12GB必要なバトルフィールドVをプレイするだけであれば16GBで十分ですが、動画編集をしたりゲーム実況もする場合は16GBではスムーズに動かなくなる可能性があります。その場合、32GBにすると安心です。
また、現時点でゲームの推奨スペックが12GBであっても、アップデートによって推奨スペックが16GBになることもあるので、予算が許す限り多めの容量を選択するのをおすすめします。
パソコンのおすすめメモリ容量一覧
下記のような用途で利用すると良いでしょう。速度にそこまでこだわりを持たずにネットを使えれば良い方は4GBあればOKです。しかし、ゲーミングPC用途だったら最低限8GBのメモリが必要と言えます。
利用用途 | |
---|---|
4GB | ネットサーフィンや簡単なオフィス製品の使用(原則、8GB推奨) |
8GB | ビジネス用途で使用するパソコン・ゲーミングPC |
16GB | ゲーミングPC向け・クリエイターパソコン向け(Adobeソフトを同時にいくつも開きながらブラウザを使うなど) |
32GB | ゲーミングPC向け・クリエイターパソコン向け |
まとめ
いかがだったでしょうか。ゲーミングPCに必要なメモリ容量を紹介しました。最低限、8GBメモリ搭載のゲーミングPCを選ぶようにしましょう。
予算に少し余裕があるなら16GBのモデルを購入するとよりハッピーで快適なPCゲームを心ゆくまで堪能できるようになりますよ!